◆◆ガンダム0083ジオンの残光◆◆




我がいとしのアナベル・ガトーとニナ・パープルトンです。
またもや似てないですが・・・すいません。
たまにこの二人が好きという人がいらっしゃいますが、
大半はコウとのカップリングでニナを考えていて、
いわく「最低の女だ」と・・・・・ガンダムの掲示板とかでは、必ずそう言われます。
でも、ガトーとコウとでは子供と大人・・・・ニナが最後に
撃たれたガトーに駆け寄ってしまうのは、女の性ではないでしょうか。

私はニナとガトーは月にいた頃、すでにオトナチックな関係になっていて、
それで別れたと思っていたので、そんなに変には思いませんでした。
というか、下着姿でベッドで寝ているニナの場面なんか、
それを暗示するために出しているのだと思います。
洋画ではこういう描写の仕方はよくあるんですが、
アニメしか見ない人には、ニナの行動は不可解なものに
見えてしまうのかも知れません。
この作品のニナの気持ちがわかるかどうかで、
アナタの映画度が問われているのかも・・・。なんてね(^^)
そしてそういう関係にあったのに、捨てられて、ジオン再興のために核弾頭を盗まれて
しまったから・・・・コウという当て馬を無意識に養成してしまうのが
女というもの。女の恨みは怖いのだ。
だけど、それも去っていったガトーを愛していたからこそ。
だから目の前で撃たれたら、思わずガトーに駆け寄ってしまう。
うーん、何度見ても人間ドラマだなあと思います。
そして!ガトーもニナのことを忘れていなかった。
それが「君こそが星の屑の真の目撃者なのかも知れない」ってセリフ
なのだと思います。

まあしかしこの場面、友人なんかには、ファーストガンダムのセイラとシャア、アムロの
最後の対決場面の焼き直しとまで言われてしまいましたが、
私は戦闘場面のハードさと、ドラマのシリアスさ、
作画の丁寧さで、歴代宇宙世紀ガンダムの中では一番好きなのがこの作品です。
というか、富野ガンダムって私は苦手なんですよ(^^;。
シャアが宗教問答みたいなセリフを言うじゃないですか。
あれが勘弁って思うのよ・・・好きな人にはたまらないみたいですが。
この0083は高橋監督が一枚かんでいたりして、
富野風味はあまり気になりません。
セリフも普通の日常的に使うもので成立していますし。
ガトーのセリフまわしでちょっと文学的かしらってぐらいですか。
なお、OAVシリーズで展開されてから、映画化されたこの作品、
何故私が映画版のタイトルを持ってきているかというと、
映画版とOAV版では、声優さんの演技がまるで違うから!
特にガトー役の大塚明夫氏が映画版では映画サイズの演技をしていらして、
見ていて気持ちがいいのです。また、シーマ・ガラハウ役の
真柴摩利さんもそうですね。話全体として演技されているから
キャラの存在感が違います。OAV版ではニナの笑顔が最後についていても、
やっぱりガトーに花を持たせて映画的に終わった映画版が
私は好きです。BGMなんかも映画版のつけ方の方がいいです。
私はガトーが映画版でソーラーシステム阻止に動く場面にかかる
マーチ風の曲・・・・ちょっとガーシュイン調のこの曲が欲しくて、
BGM集を散々さがしたんですが、ついにはこの曲は見つけ
られませんでした。ボトムズのレッドショルダーマーチ
みたいなモノかも知れません。
それにしてもガトーとニナって、映画「カサブランカ」の
ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンからキャラデザイン
を考えていると思うのですが。ガトーがコウにニナを譲る
あたりも、「カサブランカ」に似ていると思います。
友人には「まっすぐ君」とまで言われてしまいましたが、私はやはり、
「カサブランカ」のボガードがダンディな男の代名詞に言われるように、
ガトーはアニメ作品でのまさしく男の中の男だと思います。
大塚明夫氏のまさにはまり役と言っても過言ではないでしょう。

なおこの作品のスタッフたちは後に「天空のエスカフローネ」「カーボーイ・ビバップ」
という名作を世に残して解散しました。またこんな風にハードなSF調の、
そしてハードボイルドなドラマを、サンライズでもいいですから
どこかで作ってほしいですね。




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